「リトルビッグプラネット3」その12~トップビューの作り方5。
トップビューロビッツは実は初めて作りました。
なんとなくはわかっていたのですが、実際作ってみると
いろいろ気付けて為になりました。

「リトルビッグプラネット3」プレイメモその12。
クリエイトをしよう#トップビューのマイキャラ作り4(カメラ編)
トップビューのカメラ操作についてやります。
いつも決まった方向からですがそれとは違ってマイキャラをぐるっと
見渡すカメラ操作です。
ですが、
このカメラ操作は複数でやる場合、どのプレイヤーも同じカメラの
操作内にいるLBPには適してはいません。
それとロビッツをトップビューに使うには注意が必要です。
通常のカメラではこれら上からの視点はできないのですが
キャラクターを360度ぐるっと見渡せるようにします。
矢印視点ができるようになるカメラということです。



わかりましたか。
いつもロビッツの背中をみてますね...
この設定はロビッツの向く方向がメインのカメラアングルになります。
簡単に言うと
視点を操作=ロビッツの向きの操作
というカメラ視点です。
キャラクターを動かしながら、視点も自由に見渡せるというような
ことはしません。今回はカメラの基本的なことをやります。
プレイ動画
その前におそらく気になっていることが
あるいはストレスになっていることがあると思うのでまずこちら
Tips:トップビューロビッツの注意
オブジェのマイキャラに関しては問題はないのですが
ロビッツについてはちょっと注意が必要です。
こんな経験はありませんか。
体が埋まる
地面のレイヤーに正しく設定しましょう。
頭だけ出た状態になったりしたら、それはレイヤームーバーの奥行が
地面より下になっているからです。
地面より低い位置に奥行設定があると、体が埋まる、
潰されているような感じ。

地面に合わせると、体が出てきた。

それでも埋まってるんですけど...
ロビッツのレイヤー内での細かな調節項目はありません。
地面に着いているように見えるサイズにして下さい。
また地面になるレイヤーの位置を調節をするといいでしょう。

小さくなってしまったよ...無念。

壁にめり込む
壁に押し付けるとめり込む。
これは残念ながら簡単に解消できません。
この理由で実はあまりトップビューロビッツをオススメして
いないんです。
とは言え表現な豊富なロビッツですから使いたい場面が
あると思います。めり込みを見せたくないのなら
壁を作らないで落ちる穴にしてしまうか、
絶対壁に近づけないようにするかなのでしょう。
さらに壁の奥に進むとロビッツが死んでしまうことも....
これは深刻な欠点。オブジェのマイキャラならこのようなことは
起きません。また道具はアニメーションチェンジの
適用外になっていますので、不格好になります。

それでは「ぐるっとカメラ」の制作です。
拡張⑤:カメラを動かす
まずカメラをどこに設置するかです。
カメラの位置
これは常にマイキャラを見れる位置でなければなりません。
その位置は
ロビッツかリビッツ側(コントロールギアあるいはステッカーパネル)。
どちらがいいかというとロビッツです。
なのでロビッツにカメラを付ける設定でやります。
長所短所
ぐるっとするカメラの設置場所ではそのどちらにも長所短所があります。
・ロビッツではジャンプ時のズームが初期カメラになること。
・リビッツ側ではロビッツの引っ掛かりによりズレができることです。
対処しやすいのはロビッツです。

ゲームカメラの設置場所
ロビッツのコントロールギア
必ずしもここから繋げる必要はないのですが、
[コントロールギア アウトプット:アクティブ]からカメラに
繋げます。ロビッツを動かす時にカメラが
起動できるようにします。

ローカルスペース設定
いつもの見え方でない、例えばカメラが画面上部からキャラを
見つめる別アングルなどでは操作が難しくなります。
見え方が変われば操作の仕組みも変えないといけないのです。
例えば画面上方からのアングル時、下に行こうとスティックを
上に倒すと、ロビッツはプレイヤーの見え方など無関係に
本来に操作通り画面上(池の方)に向かいます。

そのような状態を解消するために次の設定を変えます。
Tips:ローカルスペース
ローカルスペース、この意味は「直接的な場所」という意味です。
難しいですね。「直接的な」とは「直にそのままで」ということで、
ムーバーではスティックを倒したらオブジェやキャラはその通り
スティックを倒した方向に動くということになります。
本来の動きは無視します。

ムーバー
通常の歩き、速い歩き(ダッシュ)設定に使った
「スーパームーバー」のローカルスペース設定を変えます。
[ローカルスペース:はい]にします。
「ロケットロテーター」はこの視点操作では必要ないので取り外します。

カメラ
カメラの方のローカルスペース設定も変えます。
[ローカルスペース:はい]にします。
本来ならカメラの角度がどうであろうとカメラの映し方は
設定の通りでしたが、カメラの角度が変われば
そのアングルでの映し方になります。

操作変更をする
ロビッツの眺める方向を常のアングルにしたいので、
視点操作も変更します。またロビッツにカメラを載せた場合に
起きる弱点への対応もします。操作の仕方は
[R]スティックでカメラを動かせるようにするのがいいでしょう。
カメラ操作方法の設定
向きの変更とその速度の強弱も変えられる「スーパーロテーター」を使います。
[R]ステックの左右から「スーパーロテーター」を繋げます。
「スーパーロテーター」には回転速度の強度を調節できる
[減速]があります。ステックを離した時に適度に止まる
パラシュート効果を調節できるのです。
これにより
[R]スティックを右に動かせばロビッツは右に向きを回転し
左も同じように操作できるようになります。
棒立ちで回転しているのも変なので、
アニメーションも付けておくといいでしょう。

弱点への対応です。
もしジャンプや向きを変えるアクションをするキャラクターなら
設定しなおすことである程度軽減されます。
ロビッツカメラの弱点:ジャンプの高さ設定
ロビッツにカメラを載せてジャンプなどをした時、ズームアップして
通常のアングルに戻ろうとする場合があります。
カメラが揺らされたような感じですね。

一瞬揺れる。

これはズーム時にリビッツの視点に切り替わるためです。
また短いジャンプでも手前レイヤー1に近い時でも起こるので
手前レイヤー1~3内でジャンプやアクションは避けた方がいいです。
オブジェをマイキャラにした場合もこの現象は起きます。
近くに何か他の物、ステージの縁がある場合は
必ずといっていいほど起きます。
その対処としては
ジャンプを短くすること、
手前レイヤー1に近い場所にはジャンプをするキャラを近づけないこと。
完全ではないのですがある程度はこれで抑えることができます。
ジャンプを短くするのは、ズームをやり始める前にジャンプを
終わらせてしまおうということです。

動画での危うい場所は2箇所あります。
1つ目は水から陸に上がる場所。
まず、下の状態が本来のカメラアングル。

段差や物がキャラより手前のレイヤーに存在する場所は
危険なのですが、アクションが伴いつっかかる場所は
さらに危険です。

2つ目、段差や物がキャラより手前のレイヤーに存在する場所は....
レイヤー1に体が浮くようにしてあります。ちょっとでも
跳ねると危うい状態になります。
レイヤー1~3内はぐるっとカメラ操作は避ける場所のようです。

そういえば
リビッツ側にカメラを載せる方法もあるのですが...
リビッツ側も一緒に回転すればいいんじゃないの?
リビッツ側カメラの弱点:引っ掛かりによるズレ
そうですね、
リビッツにもロビッツと向きを向くように
[スーパーロテーター]を繋げて同じように向きを変えれば
ズームをしても違和感は起きません。
これがリビッツ側の利点なのですが、
こんな感じに。

ですが、リビッツ側にも問題があります。
例えばロビッツが壁に引っ掛かった場合、
また敵や飛来物にぶつかった場合には向きがずれて
いきます。
そうなるとコントロールの方向がまったく違う方向になります。
範囲を見えるように表示したタグを付けて見ます。
障害物にぶつからなければ...問題ないのですが


壁で引っ掛かれば、ロビッツは止まります。
その時リビッツ側も回転しないようにしないといけません。

対処方法は
ロビッツが止まった時
リビッツの乗るステッカーパネルも止めるようにすること。
ただロビッツが止まる時はたくさんあるので
条件を揃えていかないとダメです。
またアクションを必要としないストーリー中心のものならロビッツを
ゴースト化してしまうのもいい手かもしれませんね。
次回はトップビューのマイキャラ作りの最後。
リアル3Dカメラとトップビューロビッツクリエイトで
役立つようなコツを紹介したいと思います。
つづく。
なんとなくはわかっていたのですが、実際作ってみると
いろいろ気付けて為になりました。

「リトルビッグプラネット3」プレイメモその12。
クリエイトをしよう#トップビューのマイキャラ作り4(カメラ編)
トップビューのカメラ操作についてやります。
いつも決まった方向からですがそれとは違ってマイキャラをぐるっと
見渡すカメラ操作です。
ですが、
このカメラ操作は複数でやる場合、どのプレイヤーも同じカメラの
操作内にいるLBPには適してはいません。
それとロビッツをトップビューに使うには注意が必要です。
通常のカメラではこれら上からの視点はできないのですが
キャラクターを360度ぐるっと見渡せるようにします。
矢印視点ができるようになるカメラということです。



わかりましたか。
いつもロビッツの背中をみてますね...
この設定はロビッツの向く方向がメインのカメラアングルになります。
簡単に言うと
視点を操作=ロビッツの向きの操作
というカメラ視点です。
キャラクターを動かしながら、視点も自由に見渡せるというような
ことはしません。今回はカメラの基本的なことをやります。
プレイ動画
その前におそらく気になっていることが
あるいはストレスになっていることがあると思うのでまずこちら
Tips:トップビューロビッツの注意
オブジェのマイキャラに関しては問題はないのですが
ロビッツについてはちょっと注意が必要です。
こんな経験はありませんか。
体が埋まる
地面のレイヤーに正しく設定しましょう。
頭だけ出た状態になったりしたら、それはレイヤームーバーの奥行が
地面より下になっているからです。
地面より低い位置に奥行設定があると、体が埋まる、
潰されているような感じ。

地面に合わせると、体が出てきた。

それでも埋まってるんですけど...
ロビッツのレイヤー内での細かな調節項目はありません。
地面に着いているように見えるサイズにして下さい。
また地面になるレイヤーの位置を調節をするといいでしょう。

小さくなってしまったよ...無念。

壁にめり込む
壁に押し付けるとめり込む。
これは残念ながら簡単に解消できません。
この理由で実はあまりトップビューロビッツをオススメして
いないんです。
とは言え表現な豊富なロビッツですから使いたい場面が
あると思います。めり込みを見せたくないのなら
壁を作らないで落ちる穴にしてしまうか、
絶対壁に近づけないようにするかなのでしょう。
さらに壁の奥に進むとロビッツが死んでしまうことも....
これは深刻な欠点。オブジェのマイキャラならこのようなことは
起きません。また道具はアニメーションチェンジの
適用外になっていますので、不格好になります。

それでは「ぐるっとカメラ」の制作です。
拡張⑤:カメラを動かす
まずカメラをどこに設置するかです。
カメラの位置
これは常にマイキャラを見れる位置でなければなりません。
その位置は
ロビッツかリビッツ側(コントロールギアあるいはステッカーパネル)。
どちらがいいかというとロビッツです。
なのでロビッツにカメラを付ける設定でやります。
長所短所
ぐるっとするカメラの設置場所ではそのどちらにも長所短所があります。
・ロビッツではジャンプ時のズームが初期カメラになること。
・リビッツ側ではロビッツの引っ掛かりによりズレができることです。
対処しやすいのはロビッツです。

ゲームカメラの設置場所
ロビッツのコントロールギア
必ずしもここから繋げる必要はないのですが、
[コントロールギア アウトプット:アクティブ]からカメラに
繋げます。ロビッツを動かす時にカメラが
起動できるようにします。

ローカルスペース設定
いつもの見え方でない、例えばカメラが画面上部からキャラを
見つめる別アングルなどでは操作が難しくなります。
見え方が変われば操作の仕組みも変えないといけないのです。
例えば画面上方からのアングル時、下に行こうとスティックを
上に倒すと、ロビッツはプレイヤーの見え方など無関係に
本来に操作通り画面上(池の方)に向かいます。

そのような状態を解消するために次の設定を変えます。
Tips:ローカルスペース
ローカルスペース、この意味は「直接的な場所」という意味です。
難しいですね。「直接的な」とは「直にそのままで」ということで、
ムーバーではスティックを倒したらオブジェやキャラはその通り
スティックを倒した方向に動くということになります。
本来の動きは無視します。

ムーバー
通常の歩き、速い歩き(ダッシュ)設定に使った
「スーパームーバー」のローカルスペース設定を変えます。
[ローカルスペース:はい]にします。
「ロケットロテーター」はこの視点操作では必要ないので取り外します。

カメラ
カメラの方のローカルスペース設定も変えます。
[ローカルスペース:はい]にします。
本来ならカメラの角度がどうであろうとカメラの映し方は
設定の通りでしたが、カメラの角度が変われば
そのアングルでの映し方になります。

操作変更をする
ロビッツの眺める方向を常のアングルにしたいので、
視点操作も変更します。またロビッツにカメラを載せた場合に
起きる弱点への対応もします。操作の仕方は
[R]スティックでカメラを動かせるようにするのがいいでしょう。
カメラ操作方法の設定
向きの変更とその速度の強弱も変えられる「スーパーロテーター」を使います。
[R]ステックの左右から「スーパーロテーター」を繋げます。
「スーパーロテーター」には回転速度の強度を調節できる
[減速]があります。ステックを離した時に適度に止まる
パラシュート効果を調節できるのです。
これにより
[R]スティックを右に動かせばロビッツは右に向きを回転し
左も同じように操作できるようになります。
棒立ちで回転しているのも変なので、
アニメーションも付けておくといいでしょう。

弱点への対応です。
もしジャンプや向きを変えるアクションをするキャラクターなら
設定しなおすことである程度軽減されます。
ロビッツカメラの弱点:ジャンプの高さ設定
ロビッツにカメラを載せてジャンプなどをした時、ズームアップして
通常のアングルに戻ろうとする場合があります。
カメラが揺らされたような感じですね。

一瞬揺れる。

これはズーム時にリビッツの視点に切り替わるためです。
また短いジャンプでも手前レイヤー1に近い時でも起こるので
手前レイヤー1~3内でジャンプやアクションは避けた方がいいです。
オブジェをマイキャラにした場合もこの現象は起きます。
近くに何か他の物、ステージの縁がある場合は
必ずといっていいほど起きます。
その対処としては
ジャンプを短くすること、
手前レイヤー1に近い場所にはジャンプをするキャラを近づけないこと。
完全ではないのですがある程度はこれで抑えることができます。
ジャンプを短くするのは、ズームをやり始める前にジャンプを
終わらせてしまおうということです。

動画での危うい場所は2箇所あります。
1つ目は水から陸に上がる場所。
まず、下の状態が本来のカメラアングル。

段差や物がキャラより手前のレイヤーに存在する場所は
危険なのですが、アクションが伴いつっかかる場所は
さらに危険です。

2つ目、段差や物がキャラより手前のレイヤーに存在する場所は....
レイヤー1に体が浮くようにしてあります。ちょっとでも
跳ねると危うい状態になります。
レイヤー1~3内はぐるっとカメラ操作は避ける場所のようです。

そういえば
リビッツ側にカメラを載せる方法もあるのですが...
リビッツ側も一緒に回転すればいいんじゃないの?
リビッツ側カメラの弱点:引っ掛かりによるズレ
そうですね、
リビッツにもロビッツと向きを向くように
[スーパーロテーター]を繋げて同じように向きを変えれば
ズームをしても違和感は起きません。
これがリビッツ側の利点なのですが、
こんな感じに。

ですが、リビッツ側にも問題があります。
例えばロビッツが壁に引っ掛かった場合、
また敵や飛来物にぶつかった場合には向きがずれて
いきます。
そうなるとコントロールの方向がまったく違う方向になります。
範囲を見えるように表示したタグを付けて見ます。
障害物にぶつからなければ...問題ないのですが


壁で引っ掛かれば、ロビッツは止まります。
その時リビッツ側も回転しないようにしないといけません。

対処方法は
ロビッツが止まった時
リビッツの乗るステッカーパネルも止めるようにすること。
ただロビッツが止まる時はたくさんあるので
条件を揃えていかないとダメです。
またアクションを必要としないストーリー中心のものならロビッツを
ゴースト化してしまうのもいい手かもしれませんね。
次回はトップビューのマイキャラ作りの最後。
リアル3Dカメラとトップビューロビッツクリエイトで
役立つようなコツを紹介したいと思います。
つづく。
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