「リトルビッグプラネット3」その10~トップビューの作り方3。
水素材を使えばトップビューの釣りゲームもできますよ。

「リトルビッグプラネット3」プレイメモその10。
トップビューは前回までの技術が基本になっています。
ここからは少しレベルアップしたクリエイトになりますが、
トップビューに限らず使える技術なので身に着けておくと
いいでしょう。
クリエイトをしよう#トップビューのマイキャラ作り2(ダッシュ編)
プレイ動画
カメラまでやってしまおうと思ったのですが
できるだけ丁寧に進めた方がいいと思いましたので今回は
ダッシュだけにします。
拡張④:キャラにダッシュさせる
スピードを変化させることです。ダッシュではなく
逆に遅くさせるのも同じ。
ボタン配置はわかりやすく
[R1]は掴み、[✕]ボタンはジャンプがいつもの操作感覚。、
ここでは腕の動きが犠牲になりますが[R2]に設定します。
*オブジェを操作キャラにするのなら[R2]が一般的で
ロビッツを操作キャラにするのなら[L1]が望ましいでしょう。
ここではわかりやすくするための設定です。
また、もし完全に自分の好きな動きだけが作動してほしいのなら
ロビッツの設定「ロビッツをオーバーライド(上書き)」を「いいえ」
にするといいでしょう。ただしこの場合掴む、ジャンプするなどの
基本的なことも自分で作る必要があります。ジャンプはトップビュー用に
これから作るのですが、掴むが面倒になります。
セレクターで機能の切り替え
今回の動きや状態の切り替えには「セレクター」を使います。
「セレクター」は複数の動きや状態が重ならないようにできる
入力信号の切替器です。ただし複数の動きや状態の切り替えには
必ずしもこのセレクターを使えばいいというわけではなく
時と場合によって使うことが望ましいです。

すべてセレクターで仕分けたほうがいいの?
「セレクター」は動きや状態を
重ならないように「することができる」入力信号の切替器ですから、
もし重ならないのなら必ずしも使う必要はありません。
あくまでも有効な手段の1つで例えば発信マイクロチップを
組み合わせたりすれば限定的な命令を
簡単に作ることができます。
今回の記事の最後に足音サウンドの切り替えを発信マイクロチップを
加えて切り替えをする方法を書いています。
動きと状態を作る
動きというのは動く速さだけでなく見た目(アニメーション)も含みます。
前回は止まっている状態でも足踏みをしていましたが
今回はちゃんと息遣いだけして立っている状態にします。
走り方にも幾つかあるので適したものを選びます。

必要な動きは
①停止時の状態+アニメーション「アイドリング」
②通常スピード+アニメーション「通常の歩き」
③ダッシュスピード+アニメーション「速い歩き」
この3つを「セレクター」で分けます。
それと「セレクター」には1つ決まり事があって
1つは[現在の状態]としてポートに設定しなければなりませんが、
これは初期状態に指定してあるポートという意味です。
ここではもちろん①の停止時の状態がそれに
当てはまります。

①停止時の状態+アニメーション「アイドリング」
ポート1の出力は「反重力チェンジャー」に繋げます。
きっちり止めたいのなら空気抵抗100%に。
ちょっと滑るような動きにしたいのなら空気抵抗を下げます。
[アイドリング]の「アニメーションチェンジャー」にも繋げますが、
「デフォルト回しを覆す(くつがえす)」でトップビュー用の傾きに
することもお忘れなく。
*分かりやすくするためマイクロチップに載せています。
またポート1はセレクターの設定[現在の状態]にしてあります。



②通常スピード+アニメーション「通常の歩き」
リビッツの通常スピードは4.0です。
前回作った「スーパームーバー」、
[通常の歩き]の「アニメーションチェンジャー」がここにきています。
「スーパームーバー」のON/OFFの入力端子は下に付いています。


③ダッシュスピード+アニメーション「速い歩き」
通常より速いスピードに設定。
[速い歩き]の「アニメーションチェンジャー」にも繋げます。
通常より前かがみのアニメーションです。

入力は「条件のスイッチ」
出力側は作ったので今度は入力側です。
どんな条件で入力されるかということを作らなければなりません。
今の状況は[L]スティックは「セレクター」を介していない状態で
あることをふまえつつ、条件のスイッチを作ってみましょう。
①停止時の状態とは...
[L]スティックが入らないことが条件。
これは[L]スティックの入力の逆転信号を送ればよい。

②通常の歩きの状態とは...
ダッシュボタン[R2]が入力されないことが条件。
ですが[R2]の入力の逆転信号だけではダメです。
プレイ時に[L]スティックを触らない時は...
[L]スティックが入らないことで①の条件とかぶってしまいます。
「[L]スティックが入って」という条件を加えましょう。

③ダッシュの状態とは...
ダッシュボタン[R2]が入力されることが条件。
これは簡単ですね。
他とはかぶりませんので、このまま繋ぎます。

ダッシュの条件を変えてみる?
わかりやすさを出すため動画ではこちらの操作を
していません。ですが普通のプレイ感覚のダッシュは
こちらの方が標準なので紹介します。
ここまでのクリエイトではダッシュボタン[R2]のみ押すと
移動しないその場ダッシュをします。
ソニックダッシュのような動きです。
もし[L]スティックが入った状態でないと
ダッシュしないようにするにはダッシュの条件を
変えてみましょう。
「[L]スティックが入って」という条件を加えましょう。

これで一連の停止からダッシュまでの動きは完成です。
「セレクター」のポートの拡張で他の動作や状態を
増やすことができますので、いろいろ挑戦してみて下さい。
サウンドでより効果を高める
タタタタタタッ....
このような足音を付ければより歩いてる、ダッシュしている
という雰囲気がでます。
さっき動きは「セレクター」で分けたのだから
それぞれにサウンドくっつければいいだけじゃないの?
その通り!
でも面倒ですよそれ。
このあと、ジャンプさせる時にその足音が邪魔になるでしょう。
また泳がせるときにも同じ。条件が増えるほど
回路は複雑化します。余計な邪魔立てが入ってくるので
シンプルに独立した回路のほうが手直しにもいいです。
発信マイクロチップで限定化
回路ボードを持っていてもいなくても
無理やり言うことをきかせるのが「発信マイクロチップ」。
LBP3で新しく登場した革新的な回路ボードです。
このボードに右に動くようムーバーを付ければ
コードが繋がっていなくても指定した対象はそのように動きます。
サウンドならその対象から音が鳴ります。
名指しして回路ボードにして欲しいことを付ける。
それだけです。

すでに作成済、入力条件
指定する
まず、どこの誰々さんに...どこで
といったことの設定です。これは□メニューから決めていきます。
発信先にはタグが付いてますのでここでは[タグ]に設定。

範囲の指定です。

レイヤーの指定です。
地面にいる時だけなるようにします。
*正しくは水の上の同レイヤーも同じように鳴るので、
鳴らしたくないのならタグの設定に条件付けする必要があります。
今回は気にするほどではないのでその設定はしていません。

命令する
停止中、通常歩き中、ダッシュ中(速い歩き中)これらの
ロビッツの動きはどうやって見分けるの?大変そうじゃない。
大丈夫、もう作ってますよ。
ロビッツコントロールギアの回路ボードがそれです。
これから動きと状態といったいらないものを取り払って
くっつければいいんです。
入力の条件をそのまま使います。
ポート2は通常の歩きのサウンド
ポート3はダッシュ時のサウンド
をそれぞれに繋げます。
*ジャンプの機能は次回やるので赤で消してあります。

完成。
歩く音もダッシュの音も[仕掛け]の[鳴り響く装置]。
ダッシュの時は音を高くしました。


場所限定で使う
その場所で反応させるには
ステッカーパネルに触れたら発動する設定にすればOKです。

確認
発信マイクロチップが正しく発信されているかは
対象物にマイクロチップの幻影が表示されているかで
わかります。実際にあるものとまったく同じに見えるので
間違えやすいです。

次回はジャンプについてやります。
つづく。

「リトルビッグプラネット3」プレイメモその10。
トップビューは前回までの技術が基本になっています。
ここからは少しレベルアップしたクリエイトになりますが、
トップビューに限らず使える技術なので身に着けておくと
いいでしょう。
クリエイトをしよう#トップビューのマイキャラ作り2(ダッシュ編)
プレイ動画
カメラまでやってしまおうと思ったのですが
できるだけ丁寧に進めた方がいいと思いましたので今回は
ダッシュだけにします。
拡張④:キャラにダッシュさせる
スピードを変化させることです。ダッシュではなく
逆に遅くさせるのも同じ。
ボタン配置はわかりやすく
[R1]は掴み、[✕]ボタンはジャンプがいつもの操作感覚。、
ここでは腕の動きが犠牲になりますが[R2]に設定します。
*オブジェを操作キャラにするのなら[R2]が一般的で
ロビッツを操作キャラにするのなら[L1]が望ましいでしょう。
ここではわかりやすくするための設定です。
また、もし完全に自分の好きな動きだけが作動してほしいのなら
ロビッツの設定「ロビッツをオーバーライド(上書き)」を「いいえ」
にするといいでしょう。ただしこの場合掴む、ジャンプするなどの
基本的なことも自分で作る必要があります。ジャンプはトップビュー用に
これから作るのですが、掴むが面倒になります。
セレクターで機能の切り替え
今回の動きや状態の切り替えには「セレクター」を使います。
「セレクター」は複数の動きや状態が重ならないようにできる
入力信号の切替器です。ただし複数の動きや状態の切り替えには
必ずしもこのセレクターを使えばいいというわけではなく
時と場合によって使うことが望ましいです。

すべてセレクターで仕分けたほうがいいの?
「セレクター」は動きや状態を
重ならないように「することができる」入力信号の切替器ですから、
もし重ならないのなら必ずしも使う必要はありません。
あくまでも有効な手段の1つで例えば発信マイクロチップを
組み合わせたりすれば限定的な命令を
簡単に作ることができます。
今回の記事の最後に足音サウンドの切り替えを発信マイクロチップを
加えて切り替えをする方法を書いています。
動きと状態を作る
動きというのは動く速さだけでなく見た目(アニメーション)も含みます。
前回は止まっている状態でも足踏みをしていましたが
今回はちゃんと息遣いだけして立っている状態にします。
走り方にも幾つかあるので適したものを選びます。

必要な動きは
①停止時の状態+アニメーション「アイドリング」
②通常スピード+アニメーション「通常の歩き」
③ダッシュスピード+アニメーション「速い歩き」
この3つを「セレクター」で分けます。
それと「セレクター」には1つ決まり事があって
1つは[現在の状態]としてポートに設定しなければなりませんが、
これは初期状態に指定してあるポートという意味です。
ここではもちろん①の停止時の状態がそれに
当てはまります。

①停止時の状態+アニメーション「アイドリング」
ポート1の出力は「反重力チェンジャー」に繋げます。
きっちり止めたいのなら空気抵抗100%に。
ちょっと滑るような動きにしたいのなら空気抵抗を下げます。
[アイドリング]の「アニメーションチェンジャー」にも繋げますが、
「デフォルト回しを覆す(くつがえす)」でトップビュー用の傾きに
することもお忘れなく。
*分かりやすくするためマイクロチップに載せています。
またポート1はセレクターの設定[現在の状態]にしてあります。



②通常スピード+アニメーション「通常の歩き」
リビッツの通常スピードは4.0です。
前回作った「スーパームーバー」、
[通常の歩き]の「アニメーションチェンジャー」がここにきています。
「スーパームーバー」のON/OFFの入力端子は下に付いています。


③ダッシュスピード+アニメーション「速い歩き」
通常より速いスピードに設定。
[速い歩き]の「アニメーションチェンジャー」にも繋げます。
通常より前かがみのアニメーションです。

入力は「条件のスイッチ」
出力側は作ったので今度は入力側です。
どんな条件で入力されるかということを作らなければなりません。
今の状況は[L]スティックは「セレクター」を介していない状態で
あることをふまえつつ、条件のスイッチを作ってみましょう。
①停止時の状態とは...
[L]スティックが入らないことが条件。
これは[L]スティックの入力の逆転信号を送ればよい。

②通常の歩きの状態とは...
ダッシュボタン[R2]が入力されないことが条件。
ですが[R2]の入力の逆転信号だけではダメです。
プレイ時に[L]スティックを触らない時は...
[L]スティックが入らないことで①の条件とかぶってしまいます。
「[L]スティックが入って」という条件を加えましょう。

③ダッシュの状態とは...
ダッシュボタン[R2]が入力されることが条件。
これは簡単ですね。
他とはかぶりませんので、このまま繋ぎます。

ダッシュの条件を変えてみる?
わかりやすさを出すため動画ではこちらの操作を
していません。ですが普通のプレイ感覚のダッシュは
こちらの方が標準なので紹介します。
ここまでのクリエイトではダッシュボタン[R2]のみ押すと
移動しないその場ダッシュをします。
ソニックダッシュのような動きです。
もし[L]スティックが入った状態でないと
ダッシュしないようにするにはダッシュの条件を
変えてみましょう。
「[L]スティックが入って」という条件を加えましょう。

これで一連の停止からダッシュまでの動きは完成です。
「セレクター」のポートの拡張で他の動作や状態を
増やすことができますので、いろいろ挑戦してみて下さい。
サウンドでより効果を高める
タタタタタタッ....
このような足音を付ければより歩いてる、ダッシュしている
という雰囲気がでます。
さっき動きは「セレクター」で分けたのだから
それぞれにサウンドくっつければいいだけじゃないの?
その通り!
でも面倒ですよそれ。
このあと、ジャンプさせる時にその足音が邪魔になるでしょう。
また泳がせるときにも同じ。条件が増えるほど
回路は複雑化します。余計な邪魔立てが入ってくるので
シンプルに独立した回路のほうが手直しにもいいです。
発信マイクロチップで限定化
回路ボードを持っていてもいなくても
無理やり言うことをきかせるのが「発信マイクロチップ」。
LBP3で新しく登場した革新的な回路ボードです。
このボードに右に動くようムーバーを付ければ
コードが繋がっていなくても指定した対象はそのように動きます。
サウンドならその対象から音が鳴ります。
名指しして回路ボードにして欲しいことを付ける。
それだけです。

すでに作成済、入力条件
指定する
まず、どこの誰々さんに...どこで
といったことの設定です。これは□メニューから決めていきます。
発信先にはタグが付いてますのでここでは[タグ]に設定。

範囲の指定です。

レイヤーの指定です。
地面にいる時だけなるようにします。
*正しくは水の上の同レイヤーも同じように鳴るので、
鳴らしたくないのならタグの設定に条件付けする必要があります。
今回は気にするほどではないのでその設定はしていません。

命令する
停止中、通常歩き中、ダッシュ中(速い歩き中)これらの
ロビッツの動きはどうやって見分けるの?大変そうじゃない。
大丈夫、もう作ってますよ。
ロビッツコントロールギアの回路ボードがそれです。
これから動きと状態といったいらないものを取り払って
くっつければいいんです。
入力の条件をそのまま使います。
ポート2は通常の歩きのサウンド
ポート3はダッシュ時のサウンド
をそれぞれに繋げます。
*ジャンプの機能は次回やるので赤で消してあります。

完成。
歩く音もダッシュの音も[仕掛け]の[鳴り響く装置]。
ダッシュの時は音を高くしました。


場所限定で使う
その場所で反応させるには
ステッカーパネルに触れたら発動する設定にすればOKです。

確認
発信マイクロチップが正しく発信されているかは
対象物にマイクロチップの幻影が表示されているかで
わかります。実際にあるものとまったく同じに見えるので
間違えやすいです。

次回はジャンプについてやります。
つづく。
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