「リトルビッグプラネット3」その20~リビッツ、ロビッツアニメーションの作り方1。
北米PSNストアにて無料。
Choose a Version(バージョン選択して下さい)からFreeを選ぼう。
他にも「The Nightmare Before Christmas」のSallyもある。
北米アカウントで購入すれば国内アカウントにも適応されるぞ。

「リトルビッグプラネット3」プレイメモその20。
リビッツ、ロビッツアニメーションの作り方1
2通りのアニメーション
アニメーションには2つのタイプがあります。
1つはスキップ以外にプレイヤーが操作することがない
ムービーアニメーション。
もう1つはプレイヤーの操作で動きを演じることができる
プレイヤーアニメーション。
ムービーアニメーションというのは
ストーリーにもあるムービー部分。
プレイヤーの操作が及ばない分、作りやすいアニメーションです。
またカメラワークや演出そういった部分も細かく作れるものです。
もう一方
プレイヤーアニメーションは
プレイヤーによる操作で思った通りにいかず、
「プレイヤーにさせない」といった部分に気を使う
アニメーションです。ですがいつもとは一味違う挙動を作れて
触る人を喜ばす、あるいは苦しめるものができます。
プレイ動画
こちらはプレイヤーアニメーションです。
尻もち中にプレイヤーが操作できないようにしています。
アニメーション制作スタート
アニメーションチェンンジャーの使い方
それでは実際に作ってみようと思います。
制作準備
これが基本の制作環境になります。
アニメーションは[アニメーター]にある
を使いますが、
ロビッツのサーキットボード上に設置しないと動きの確認ができません。
確認用ロビッツでアニメーションを作ってからキャラクターに
移植させるのが基本かと思います。
全体のアニメーションを見るにはチップにカーソルを合わせて[×]です。
[R3](Rスティックの押し込み)を使いこなして
快適にクリエイトしましょう。
アニメーションクリエイトでは同時に見るべきところが多いです。
目当てのものが見渡せるところでRスティックを押し込めば
カメラはそこで固定されます。

注意!
正常起動時のポイントを用意
リビッツ型でなくても下に落ちるものなら
なんでもいいのですがは正常起動時のポイントを用意
したほうがいいでしょう。
これは普段から使っているのですが、
正常に動く時に目印になるこの物体を
復帰ポイントとして置いておいて
何か不具合が出たらこの状態まで戻すために使用しているものです。
アニメーションチェンジャーには少し変な癖があります。
以前にも書きましたが
マイクロチップやその他ボードで、貼り付け後
なぜか剥がしてもアニメーション変更内容がそのまま
ディフォルトで残ることがあります。
そしてやり直ししようとしても何も変わらないという事態に
なることもあります。
そういうマイクロチップができてしまったら破棄して下さい。
特にアニメーションクリエイトは試行錯誤が多いので
正常に動くポイントやセーブは気にしたほうがいいです。
アニメーションチェンジャーの基本
モーションシーケンサー
アニメーションチェンジャーにカーソルを当てて[R1]を押すと
シーケンサーみたいなのが出て来ますよね。
これはシーケンサーバーと言われているものです。
シーケンサーと言うといつもと間違えるので
モーションシーケンサーと名付けます。非公認です。

これはいつものシーケンサーようには使えません。
ムーバーや音楽が置けるのですが長さを変えても
変化は起きません。長さを変えればそのアニメーション内で
何かを置けるスペースが空くと言ったほうがいいでしょう。
音符の画像が付いているのは効果音や
マジックマウスを設置してということなのでしょうか。
確かにモーションに正確におしゃべりや効果音を合わせることは
できます。
使い方①:マジックマウスを置く
モーションシーケンサー内に
マジックマウスを置けばその位置で口パクをしてくれます。
モーションに合わせたおしゃべりを調節できるものです。
ですが、マジックマウスはシーケンサーにも直で設置もできますので
そういうことができるとだけ知ってればいいと思います。
同じことをしゃべり続けさせるにはその位置にラインを
居続けさせなければなりません。
しゃべり続けさせる場合
アニメーションチェンジャー側にもある繰り返しの設定も
切らないといけません。

マジックマウスの設定にあるアヒルは何?
ダッカー
聞き慣れない言葉ですね。テレビ、映画の業界用語です。
これはマジックマウスが喋る時に音楽、効果音の
ボリュームを下げるものです。
アイコンはダック(アヒル)からきています。
拍手に歓声、その中で声が潰されないように
喋る時だけ環境音を下げます。

そしてこれが本命の使い方
使い方②:モーションの調節をする
アニメーションしている時にそのモーションの位置を確認するために
あります。
注意としてモーションを短縮した場合、
つまりこれはビデオのテープに例えるなら
端と端をカットするようなことができるのですが、そういう場合でも
モーションシーケンサーには全体表示のままです。
例:「小さな反応」というアニメーションの前後をカットして
鼻ほじりのモーションを作ってみました。
ラインはモーションの区間だけ移動します。


またシーケンサー上に設置した時
シーケンサーとアニメーションチェンジャーの進み具合は
独立しいてるのでシーケンサーの速度によっては
アニメーションが途中になることもあります。
アニメーション全表示の調整
アニメーション「リビッツ勝利1」で説明します。
このアニメーションは腕を上げて「やったぜ」といった勝利ポーズです。

実際どのように動いているのかみてみると
このスイッチでアニメーションします。



ええ、、、なんかした、いま?
調整の仕方
2つあります。
チップを長くしてアニメーションの表示時間を確保する。

*またこれは次に説明しますが
[アニメーションブレンドアクション]が[自動ブレンド]なら
[ブレンド時間]を短縮するのもいいです。
具体的言うとチップに表示される斜めのラインを
急角度(値を小さくする)にします。
また重複するアニメーションチェンジャーがない、つまり
ブレンドしていない状態なら[手動ブレンド]に切り替えても
構いません。
わかりづらいアニメーションチェンジャーの設定項目
止まったらリセット:
「はい」にすると最初のモーションからになります。
常に最初のモーションからにして欲しいのなら
「はい」にしましょう。
そしてこれが一番難しい部分であり、奥の深い部分。
ブレンドとは
シーケンサー上でアニメーションチェンジャーは合成されます。
これをブレンドと言います。
タイムラインが重なる部分は全てブレンドされます。
2つ以上のチップを縦に並べるとモーションは
それらの中間のモーションになります。

3つのブレンド方法
元になるアニメーションの下準備です。
[ブレンド]→[アニメーションブレンドアクション]にある設定です。
自動ブレンド:
アニメーションの両端がマイルドに自動ブレンドされます。
チップでは斜めのラインがそれにあたり、
チップを過ぎても余韻があります。
[ブレンド時間]の設定で手動ブレンドに近い形にできます。

手動ブレンド:
マイルドブレンドはなく。全てが中間を取ります。

シーケンサーレラティブ:
チップが設置されている時間に合わせて
上り下りのみの強弱モーションにします。
一見強引にはめ込んでいるだけのように見えますが
強弱を互い違いに組み込むことで一定の強さのモーションになります。
また入力方法で段々に変化するモーションなども作成できます。

*ブレンドについて注意
人の見え方によるブレンドはされていませんから
単に中間を取られた動きで強弱の差がダウンします。
「手を上へ」と「手を下へ」の中間は手を水平にするだけです。
また表現方法として
アニメや漫画で中間モーションを
すっ飛ばして敵にパンチをめり込ます表現が
あるように人間はすっ飛ばされた部分を脳で補完する
ので十分なことが多いです。
そういった技術で強弱のある動きを作るのも手です。
ブレンド強化
アニメーションチェンジャーにある入力端子にオンオフの他に
ブレンド強化の端子があります。
アニメーションにさらに条件を加えてアニメーションさせるとか
逆にさせないとか条件付きのアニメーションを作れます。
これは基本的にバッテリーの出力で調整するものです。

バッテリーがオンになっていないと当然モーションの強度は最低の0です。

オンになれば反応しますので
バッテリー側の出力設定で%を調節して下さい。
100%はいつも通り。

20%はこのくらい。

芸名:芸名のついたアニメーションが起動すると
芸名のついたロビッツが同じ動きをします。
これは何に使うかというと
ムービーアニメーションで扱いやすくするためのものです。
後日その回で説明します。
簡単にどんなものかというと
ポセイドンの動きを真似るロビッツを作りたいのなら
芸名はタグのようなものなのでなんでもいいのですが
仮に「キング」として...
芸名「キング」のロビッツを用意。
ポセイドンのアニメーションチェンジャーを
芸名「キング」付きアニメーションチェンジャーにします。
ポセイドンが芸名「キング」付きの部分になった時に
同じ動きをするロビッツが完成です。
この芸名を持つロビッツは離れていても同じ動きをします。
しかもアニメーションチェンジャーがロビッツなどに設置されていなくても
「演じる」ことができます。つまり
1つのシーケンサーで複数のキャラの
芸名付きのアニメーションチェンジャーを管理できるのです。


つづく。
Choose a Version(バージョン選択して下さい)からFreeを選ぼう。
他にも「The Nightmare Before Christmas」のSallyもある。
北米アカウントで購入すれば国内アカウントにも適応されるぞ。

「リトルビッグプラネット3」プレイメモその20。
リビッツ、ロビッツアニメーションの作り方1
2通りのアニメーション
アニメーションには2つのタイプがあります。
1つはスキップ以外にプレイヤーが操作することがない
ムービーアニメーション。
もう1つはプレイヤーの操作で動きを演じることができる
プレイヤーアニメーション。
ムービーアニメーションというのは
ストーリーにもあるムービー部分。
プレイヤーの操作が及ばない分、作りやすいアニメーションです。
またカメラワークや演出そういった部分も細かく作れるものです。
もう一方
プレイヤーアニメーションは
プレイヤーによる操作で思った通りにいかず、
「プレイヤーにさせない」といった部分に気を使う
アニメーションです。ですがいつもとは一味違う挙動を作れて
触る人を喜ばす、あるいは苦しめるものができます。
プレイ動画
こちらはプレイヤーアニメーションです。
尻もち中にプレイヤーが操作できないようにしています。
アニメーション制作スタート
アニメーションチェンンジャーの使い方
それでは実際に作ってみようと思います。
制作準備
これが基本の制作環境になります。
アニメーションは[アニメーター]にある
を使いますが、
ロビッツのサーキットボード上に設置しないと動きの確認ができません。
確認用ロビッツでアニメーションを作ってからキャラクターに
移植させるのが基本かと思います。
全体のアニメーションを見るにはチップにカーソルを合わせて[×]です。
[R3](Rスティックの押し込み)を使いこなして
快適にクリエイトしましょう。
アニメーションクリエイトでは同時に見るべきところが多いです。
目当てのものが見渡せるところでRスティックを押し込めば
カメラはそこで固定されます。

注意!
正常起動時のポイントを用意
リビッツ型でなくても下に落ちるものなら
なんでもいいのですがは正常起動時のポイントを用意
したほうがいいでしょう。
これは普段から使っているのですが、
正常に動く時に目印になるこの物体を
復帰ポイントとして置いておいて
何か不具合が出たらこの状態まで戻すために使用しているものです。
アニメーションチェンジャーには少し変な癖があります。
以前にも書きましたが
マイクロチップやその他ボードで、貼り付け後
なぜか剥がしてもアニメーション変更内容がそのまま
ディフォルトで残ることがあります。
そしてやり直ししようとしても何も変わらないという事態に
なることもあります。
そういうマイクロチップができてしまったら破棄して下さい。
特にアニメーションクリエイトは試行錯誤が多いので
正常に動くポイントやセーブは気にしたほうがいいです。
アニメーションチェンジャーの基本
モーションシーケンサー
アニメーションチェンジャーにカーソルを当てて[R1]を押すと
シーケンサーみたいなのが出て来ますよね。
これはシーケンサーバーと言われているものです。
シーケンサーと言うといつもと間違えるので
モーションシーケンサーと名付けます。非公認です。

これはいつものシーケンサーようには使えません。
ムーバーや音楽が置けるのですが長さを変えても
変化は起きません。長さを変えればそのアニメーション内で
何かを置けるスペースが空くと言ったほうがいいでしょう。
音符の画像が付いているのは効果音や
マジックマウスを設置してということなのでしょうか。
確かにモーションに正確におしゃべりや効果音を合わせることは
できます。
使い方①:マジックマウスを置く
モーションシーケンサー内に
マジックマウスを置けばその位置で口パクをしてくれます。
モーションに合わせたおしゃべりを調節できるものです。
ですが、マジックマウスはシーケンサーにも直で設置もできますので
そういうことができるとだけ知ってればいいと思います。
同じことをしゃべり続けさせるにはその位置にラインを
居続けさせなければなりません。
しゃべり続けさせる場合
アニメーションチェンジャー側にもある繰り返しの設定も
切らないといけません。

マジックマウスの設定にあるアヒルは何?
ダッカー
聞き慣れない言葉ですね。テレビ、映画の業界用語です。
これはマジックマウスが喋る時に音楽、効果音の
ボリュームを下げるものです。
アイコンはダック(アヒル)からきています。
拍手に歓声、その中で声が潰されないように
喋る時だけ環境音を下げます。

そしてこれが本命の使い方
使い方②:モーションの調節をする
アニメーションしている時にそのモーションの位置を確認するために
あります。
注意としてモーションを短縮した場合、
つまりこれはビデオのテープに例えるなら
端と端をカットするようなことができるのですが、そういう場合でも
モーションシーケンサーには全体表示のままです。
例:「小さな反応」というアニメーションの前後をカットして
鼻ほじりのモーションを作ってみました。
ラインはモーションの区間だけ移動します。


またシーケンサー上に設置した時
シーケンサーとアニメーションチェンジャーの進み具合は
独立しいてるのでシーケンサーの速度によっては
アニメーションが途中になることもあります。
アニメーション全表示の調整
アニメーション「リビッツ勝利1」で説明します。
このアニメーションは腕を上げて「やったぜ」といった勝利ポーズです。

実際どのように動いているのかみてみると
このスイッチでアニメーションします。



ええ、、、なんかした、いま?
調整の仕方
2つあります。
チップを長くしてアニメーションの表示時間を確保する。

*またこれは次に説明しますが
[アニメーションブレンドアクション]が[自動ブレンド]なら
[ブレンド時間]を短縮するのもいいです。
具体的言うとチップに表示される斜めのラインを
急角度(値を小さくする)にします。
また重複するアニメーションチェンジャーがない、つまり
ブレンドしていない状態なら[手動ブレンド]に切り替えても
構いません。
わかりづらいアニメーションチェンジャーの設定項目
止まったらリセット:
「はい」にすると最初のモーションからになります。
常に最初のモーションからにして欲しいのなら
「はい」にしましょう。
そしてこれが一番難しい部分であり、奥の深い部分。
ブレンドとは
シーケンサー上でアニメーションチェンジャーは合成されます。
これをブレンドと言います。
タイムラインが重なる部分は全てブレンドされます。
2つ以上のチップを縦に並べるとモーションは
それらの中間のモーションになります。

3つのブレンド方法
元になるアニメーションの下準備です。
[ブレンド]→[アニメーションブレンドアクション]にある設定です。
自動ブレンド:
アニメーションの両端がマイルドに自動ブレンドされます。
チップでは斜めのラインがそれにあたり、
チップを過ぎても余韻があります。
[ブレンド時間]の設定で手動ブレンドに近い形にできます。

手動ブレンド:
マイルドブレンドはなく。全てが中間を取ります。

シーケンサーレラティブ:
チップが設置されている時間に合わせて
上り下りのみの強弱モーションにします。
一見強引にはめ込んでいるだけのように見えますが
強弱を互い違いに組み込むことで一定の強さのモーションになります。
また入力方法で段々に変化するモーションなども作成できます。

*ブレンドについて注意
人の見え方によるブレンドはされていませんから
単に中間を取られた動きで強弱の差がダウンします。
「手を上へ」と「手を下へ」の中間は手を水平にするだけです。
また表現方法として
アニメや漫画で中間モーションを
すっ飛ばして敵にパンチをめり込ます表現が
あるように人間はすっ飛ばされた部分を脳で補完する
ので十分なことが多いです。
そういった技術で強弱のある動きを作るのも手です。
ブレンド強化
アニメーションチェンジャーにある入力端子にオンオフの他に
ブレンド強化の端子があります。
アニメーションにさらに条件を加えてアニメーションさせるとか
逆にさせないとか条件付きのアニメーションを作れます。
これは基本的にバッテリーの出力で調整するものです。

バッテリーがオンになっていないと当然モーションの強度は最低の0です。

オンになれば反応しますので
バッテリー側の出力設定で%を調節して下さい。
100%はいつも通り。

20%はこのくらい。

芸名:芸名のついたアニメーションが起動すると
芸名のついたロビッツが同じ動きをします。
これは何に使うかというと
ムービーアニメーションで扱いやすくするためのものです。
後日その回で説明します。
簡単にどんなものかというと
ポセイドンの動きを真似るロビッツを作りたいのなら
芸名はタグのようなものなのでなんでもいいのですが
仮に「キング」として...
芸名「キング」のロビッツを用意。
ポセイドンのアニメーションチェンジャーを
芸名「キング」付きアニメーションチェンジャーにします。
ポセイドンが芸名「キング」付きの部分になった時に
同じ動きをするロビッツが完成です。
この芸名を持つロビッツは離れていても同じ動きをします。
しかもアニメーションチェンジャーがロビッツなどに設置されていなくても
「演じる」ことができます。つまり
1つのシーケンサーで複数のキャラの
芸名付きのアニメーションチェンジャーを管理できるのです。


つづく。
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